“住宅にて日頃から生じる負担が大きい点として挙げられるのが常時太陽光と風雨に晒され続けている外壁なので、快適な家で安心安全に暮らし続けるためには外壁の点検から行っていきましょう。太陽光に含まれている紫外線や風雨によって塗装が剥がれてしまったり、端を中心としてひび割れや隙間が生じやすいので、常に全体像は把握するようにしつつ1年に1度は細部までじっくりと目を向ける事が大切です。
外壁における塗装と言えば住宅の全体の印象を大きく左右する要素ですが、塗装は外観の印象に限らずに吹き付ける風雨から壁材などを守ってくれる働きも兼ねています。生じているひび割れが小さかったとしても小さなひび割れから雨が侵入してしまいますし、次第にひび割れが大きくなって住宅を支えている重要な柱などにも影響が及びます。塗装を目にした時にひび割れなどが確認された時はもちろんですが、当初よりも膨らみが感じられた時にも速やかにメンテナンスを行うようにしましょう。
外壁と同様に常に太陽光と風雨に晒され続けているのが屋根であり、屋根は僅かな隙間でも水が侵入してきて雨漏りになりやすいです。雨漏りが生じてしまった住宅というのは床が濡れたり天井や壁紙に染みが起こってしまうだけではなく、柱が腐ったりカビが生えるといった重大なトラブルにも見舞われます。屋根は面積が広い事に加えて、外壁に比べると起こっている変化に気が付きにくいという特性があるので、個人的に屋根の上に上がって目視確認する事の他に、専門家に依頼して確かめてもらうのも安心材料になります。既に室内などに雨漏りが生じている形跡が見られた時にはすぐに業者に連絡する事が大切で、業者が到着すると実際に屋根から水を撒いて雨漏りが生じている箇所を確認したり、伝わっている温度の変化が確認できる装置を使用して発生箇所を特定します。そして、屋根の繋ぎ目など雨漏りが生じるきっかけになっている部分が特定できたら、既にある古くなっているシーリング材から新しいシーリング材に変更し雨漏りを直してくれます。
また、1年に1度という高い頻度で点検を行っていてもこれまでは見られなかった変化が見られる機会が多いのが洗面所やトイレ、バスルームなどの水回りです。毎日欠かさず使用する設備だからこそ負担が大きくなりやすいので、生活を成り立たせるべく欠かせない設備が常に使い続けられる快適な家にすべく点検し、変化が見られた時には専門業者に相談しメンテナンスを行ってもらうと良いです。”